
「パソコンの調子が悪くなって、写真や書類が消えてしまった…」
そんな話、聞いたことありませんか?
大切なデータは、突然のトラブルで失われることがあります。
でも、バックアップをしておけば安心です。
ここでは、初心者の方にもわかりやすく、バックアップの基本とおすすめの方法を紹介します。
バックアップとは?
バックアップとは、データのコピーを別の場所に保存しておくことです。
パソコンやスマホはいつ故障するかわかりません。
思い出の写真や仕事のファイルを守るために、バックアップはとても大切です。
バックアップの基本は「2重保存」
基本の考え方は、
「1か所にしかないデータは、いつ消えてもおかしくない」
ということです。
おすすめは、次のような2重保存です。
① 外付けストレージ(USBメモリ・外付けHDD・SSD)に保存
② クラウド(Googleドライブ・OneDriveなど)に保存
こうしておけば、1つが壊れてももう1つが残ります。
USBメモリは「一時保存用」として使う
USBメモリはコンパクトで便利ですが、寿命があり、長期保存には向きません。
一般的に、使用頻度や保管環境によって1〜5年ほどで劣化します。
👉 持ち運び用や一時保存用に使うのがおすすめです。
大切なデータは、外付けHDDやクラウドにも保存しておきましょう。
長期保存には「外付けHDD・SSD」
写真や動画など大きなデータをまとめて保存するなら、
外付けHDD(ハードディスクドライブ)や外付けSSD(ソリッドステートドライブ)が安心です。
種類 | 特徴 | 向いている人 |
外付けHDD | 容量が大きく価格が安い | 写真や動画をたくさん保存したい人 |
外付けSSD | 軽くて静かで高速 | 持ち運びやすさを重視する人 |
どちらも、USBケーブルで接続するだけで使えます。SSDはパソコンのUSBポートに直接接続するスティック型のものが注目が高まりつつあります。
パソコンが壊れてもデータを取り出せるのが安心ポイントです。
「パソコンのデータをしっかり守る!外付けHDD・SDDのおすすめと選び方」でとおすすめのモデルと選び方を紹介しています。
また、「外付けストレージ(HDD/SSD)にWindows11のデータを保存する方法」で保存する方法も解説しています。
クラウドサービスも活用しよう
バックアップ先として便利なのが、クラウド(オンラインストレージ)です。
ネット上にデータを保存できるので、パソコンが壊れてもアクセス可能です。
代表的なサービスは次のとおりです。
Googleドライブ(無料で15GB)
Microsoft OneDrive(無料で5GB)
Dropbox(無料で2GB)
大事なデータはクラウドにもコピーを残しておくと安心です。
バックアップのタイミング
せっかく保存しても、古いままでは意味がありません。
目安としては次の通りです。
週1回:よく更新する書類やブログ素材など
月1回:写真や動画などまとめて保存するデータ
「更新したら保存する」を習慣にしておくと、いざというとき慌てません。
まとめ:バックアップは“未来の自分へのプレゼント”
データは一度失うと戻りません。
でも、少しの手間で守ることができます。
USBメモリで一時保存
外付けHDD・SDDやクラウドで本格保存
この2段構えを意識するだけで、安心感がぐんとアップします。
今日から、あなたのデータも安全に守っていきましょう。